高層建築物等によるテレビの受信障害の解消のために、
CATV・共同受信による方法が一般的ですが、
ビル屋上等にSHF帯というUHFより高い周波数帯を使用する中継局を設置し、
その受信障害の対象となる世帯に専用のアンテナとUHFに変換するコンバータを設置して
テレビ放送を受信するシステムです。
現在運用しているSHF中継局は6局あります
・ニューワールド中山(宮城県仙台市泉区/免許人:宗教法人大観密寺)
・大井町(東京都品川区/免許人:みずほ信託銀行株式会社)
・山下町(神奈川県横浜市中区/免許人:住友生命保険相互会社)
・淡路三原(兵庫県南あわじ市/免許人:関西国際空港株式会社)
・明石海峡大橋(兵庫県神戸市垂水区/免許人:本州四国連絡高速道路株式会社)
・鉢伏(兵庫県神戸市垂水区/免許人:本州四国連絡高速道路株式会社)
<ちなみに千駄ヶ谷局は、ちょうど東京タワーとの間に
東京ミッドタウン(来年完成予定)が現在建設中。
受信障害が発生するおそれがあるので今年5月末廃止。>
総務省の調査では、基本的に施主等が受信機を配布しているが
ニューワールド中山の場合、現免許人が3代目で実態を把握できていない。
http://www.soumu.go.jp/joho_tsusin/policyreports/chousa/eisei_houso/pdf/060125_2_5-3-3.pdf
2011年7月24日までに、地上アナログ放送の終了や
今後利用するBS放送の追加チャンネル(BS17・19・21・23ch)との
干渉等で、SHFの中継局も廃止する予定です。
[2006/08/02 00:08:43]