以前から何となく思うんですが…
日本って、そもそも地域ラジオが根付くお国柄じゃなかった気がしますね。
元祖のアメリカだと、昔から地元の企業や有志が立ち上げたラジオ局が街ごとに結構存在し、
しかもそれなりに地元民の支持を集めているようですが、それもあの国民性があっての事のように思えます。
日本の場合、放送のスタートはお上からの「神の声」、個人的には長らくそれが続いてきた国に
いきなり他国のビジネスモデルを当てはめた事自体が間違いだったように思えてなりません。
(木村太郎氏によるコミュニティ放送の提唱も、もともと米国のラジオ業界にヒントを得たものだったそうで)
その後に訪れたIT化の波で、CFMが謳っていた存在意義を根こそぎ持って行かれる
格好になりましたが…(個人的にはこれが一番大きかった気がします)
皮肉なことに、この国では個々人が「メディアを使って情報を発信する」ことに目覚めるのも、
そのIT化を待たねばならなかった訳です。
CFMは時代を見誤ったために埋もれてしまった、不運なメディアとしか言い様が無い気がします。
3セクがメインなことや利便性を考えると、倒産を免れたとしても有線系へ移行していくのが
自然な流れではないでしょうか。
[2006/05/01 11:43:41]